exception conflict manual

exception本編との相違

  • ネットワーク
    • 最大同時プレイ人数が16人になっています。
    • ディレイは自動的に調節されるようになりました。もし自動調節で問題が起きる場合、サーバープレイヤー側で手動で調節することも可能になっています。(画面右上の"delay"ボタンを押し、"auto"を解除して遅滞の数値を入力してEnter)
  • 自機
    • 全体的に死にやすくなっています。具体的には、最大ライフが減り、集中的にダメージを受けた時の無敵が入るまでの閾値が上がり、レイの最大ロックオン数が50に減っています。代わりに、自然回復速度は大きく上がっています。
    • 「チーム」の概念が追加されました。名前が白いプレイヤーは操作キャラ、青いプレイヤーは味方プレイヤー、赤いプレイヤーは敵プレイヤーです。敵プレイヤーにはレーザーで僅かながらダメージを与えることができます。
  • ゲームモード
    • hordeは他のプレイヤーと協力して全30wave約20分間敵の猛攻から耐えるモードです。
      • 残機は無制限で、全滅でゲームオーバー、1人でも生き残っていればゲーム継続です。
      • 死んだ後のrespawnタイムは 10+人数*5 秒です。
    • deathmatchは他のプレイヤーが敵となり、互いに潰し合う対戦モードです。
      • 最後に攻撃を当てて対象が20秒以内に死んだらその人がkillした、という判定をしています。
      • 1分経過する毎に破片倍率が0.1上昇していきます。
      • 死んだ後のrespawnタイムは10秒固定です。
    • team fortresはチーム別に分かれ、相手チームの要塞のコアを破壊することが勝利条件となるチーム戦モードです。
      • 要塞のコアは破片やブロックをぶつけることでのみダメージを与えられます。レーザーやレイではダメージを与えられません。
      • 要塞のコアの前のシャッターは上下にある歯車を回すことで開きます。
      • 要塞は「コアに最も近い敵チームのプレイヤー」にY軸を合わせるように上下に移動します。
      • 要塞のレーザーは同チームのプレイヤーにはダメージを与えることはなく、素通りします。
      • 死んだ後のrespawnタイムは 5+所属チームの人数*5 秒です。

FAQ

  • 動作が遅い
    • ビデオカードのドライバが古い場合、最新のものにしてみてください。古いドライバだと実装が甘くて速度が出ないことがあるようです。また、Radeon(X1000系以上)はCatalyst 7.6以前のドライバだと不振な挙動をすることが確認されているため、Catalyst 7.7以降のドライバでないとシェーダを有効にできないようになっています。
    • マルチディスプレイの場合に極端に遅くなる現象が報告されています。大変申し訳ないですが、その場合一時的にシングルディスプレイにして対処してください。
    • GeForce 系のビデオカード+マルチコアCPUの場合、ドライバの設定にマルチ CPU 用の最適化オプションというものが存在します。これが有効になっていると著しく遅くなる現象が多数報告されており、このオプションを切ることで改善される可能性があります。
      スタート→コントロールパネル→NVIDIAコントロールパネル→3D設定の管理→グローバル設定→スレッドした最適化 を「オフ」
      nv
      (クリックで原寸)
    • 画面の色が 16bit カラーの場合、異様に遅くなったりシェーダ有効時に不振な挙動をすることが確認されています。32bit カラーでの動作が望ましいです。
    • 描画オプションを デフォルト(high) にした状態だと重過ぎる場合、「背景簡略化」on、「シェーダの使用」off、ブラー無効化onを順に試してみてください。
  • アップデートが正常に動作しない
    • 最新版ではないのに起動時にアップデートの通知がない場合やupdater.exeが「最新版です」と言ってくる場合、セキュリティソフトがブロックしている可能性が考えられます。セキュリティソフトの設定等を変更してみてください。(ちなみにアップデートで行うことはhttpで圧縮済みファイルをgetしてきて展開するだけです)
    • ダウンロード&展開まではできているように見えるのにファイルが更新されない場合、ファイルが「読み取り専用」になっていると思われます。インストールしたフォルダを丸ごと読み取り専用解除してみてください。
  • コンフィグが起動しない
    • version 2.0 SP1以上の.NET Framework がインストールされていないと思われます。こちらからランタイムを入手&インストールしてください。
      (.NET Framework は Microsoft 社製のライブラリで、Windows Update にもついてくるものです。)
  • パッドを接続している時、何も押してないのに十字キーを押しっぱなしにしたような動作をする
    • コンフィグの「敷居値」を上げると直ると思われます。また、スタートメニュー→コントロールパネル→ゲーム コントローラ から十字キーを調整することでも直るかもしれません。
  • 操作が難しい
    • 最初の内は方向転換の操作は回転ボタン+方向キーをおすすめします。直感的かつ使用ボタン少なめで済むため、混乱を避けられるでしょう。

各種メニュー

タイトル画面のメニューやゲーム中のポーズメニュー等はマウスでも操作できます。
  • start
    • 難度とステージを選んでゲームを開始します。初期状態では封印されているメニューがありますが、クリア状況に応じて選択できる難度とステージが開放されていきます。
    • 難度に応じて、敵破壊時の破片の量、カタパルトの使用に必要なエナジーの量、破片を叩きつけた時のダメージ、ボスの耐久力と撃破時のタイムボーナスが変化します。
    • ゲーム本編からタイトル画面に戻ってきた時とゲーム進行中にウィンドウの×ボタンで終了させた時、自動的にrecordフォルダにリプレイデータを残します。
  • record
    • リプレイデータの再生を行う事ができます。
  • config
    • 表示や描画に関する設定を行います。
    • 設定プログラムでできることと同様ですが、このメニューはゲーム進行中のpauseメニューからも呼び出せます。シェーダやブラーの on/off はリアルタイムに変更が反映されるため、動作を比較することが可能です。
  • exit
    • ゲームを終了します。
    • 終了時に各種設定の保存が自動的に行われます。(これはEscやウィンドウの×ボタンで終了させた場合も同様です)

複数人プレイについて

一人がサーバープレイヤーになり(start→networkの項目のserverを選択した状態。デフォルト設定)、他のプレイヤーがクライアントとしてサーバープレイヤーに接続(start→networkからclientを選択し、リストからサーバープレイヤーを選択)、人数が揃ったらサーバープレイヤーがstartする、という手順になります。

サーバープレイヤーは特定のTCPポートを開けておく必要があります。(デフォルトでは10040番。コンフィグで変更可能) 正常に接続できる状態になっている場合、他のプレイヤーのstart→clientにあるリストに現れるようになります。 ただし、LAN内だとサーバーリストが働かず、この場合クライアントプレイヤーは直接サーバープレイヤーのIPとポートを入力する必要があります。


左側に出ているウィンドウでチャットができます。(ただし、日本語入力には対応していません)

チャットウィンドウはTabキーまたは名前:入力欄の左のボタンで表示/非表示を切り替えることができます。また、一部の特殊な文字列をチャットに入力することでゲーム内の機能を呼び出すことができます。

/leave - ゲームを抜ける。/l でも認識
/config - コンフィグダイアログを呼び出す。/c でも認識
/browse - ブラウザを起動し、サーバーの設定画面を出す。/b でも認識
/f1~/f8 - ファンクションキーにチャットショートカットを登録。
           (例:/f1 yorosiku と打った後F1キーを押すと"yorosiku"というメッセージが送信される。)
           configファイルの内容を直接弄れば日本語のメッセージの登録も可能。

version 1.08から分離サーバーモードが実装されました。コマンドライン引数"server"を指定するとサーバーモードになり、コンソールアプリとして動きます。ゲームの内部処理や描画を一切行わなくなるため、1つのマシンで複数のゲームのサーバーを務めることができます。

サーバーモードで起動する場合、"server"に続けて以下のコマンドライン引数を認識します。

name=(10文字までの任意の文字列) - サーバーリストに表示される名前。日本語可。デフォルトnullpo
autostart=(0-16) - この人数が集まったとき自動的にゲームを開始する。0だと自動開始なし。デフォルト2
port=(0-65535) - 使用するポートの指定。デフォルト10040
max_connection=(2-16) - 最大同時プレイ人数。デフォルト8
allow_pause=(true|false) - ゲーム中ポーズを許可するか。デフォルトfalse
enable_console=(true|false) - コンソールウィンドウを出して情報を表示するか。デフォルトtrue
enable_log=(true|false) - ログファイルに情報を記録するか。デフォルトtrue
logfile=(ファイル名) - enable_log=trueの場合に使うファイル名。デフォルトserver.log
autoreply=(ファイル名) - 自動返答メッセージのファイル。詳しくはautoreply_example.txtを参照。

level=(light|normal|heavy|excess|future) - 初期モード設定。デフォルトheavy
map=(horde|deathmatch|teamfortress) - 初期マップ設定。デフォルトhorde
horde_wave=(1-30) - hordeの開始wave。デフォルト1
deathmatch_time=(3-8) - deathmatchの制限時間。デフォルト3
teamfortress_life=(0.5-5.0) - teamfortressのコアのlife倍率。デフォルト1.0
catapult_boost=(0.0-3.0) - extra設定catapult boost。デフォルト1.0
fraction_boost=(0.0-2.0) - extra設定fraction boost。デフォルト1.0
enemy_boost=(0.1-3.0) - extra設定enemy boost。デフォルト1.0

name~logfileの初期設定は、configファイルが存在する場合その内容がデフォルトよりも優先されます。

一部のサーバー設定、ゲーム設定、ゲーム開始/終了などは、ゲーム用の IP:ポート(http://127.0.0.1:10040/ など) にブラウザからアクセスすることで表示されるフォームから変更することができます。ブラウザ経由での操作を許可するユーザは http_config ファイルの内容を書き換えることでコントロールすることが可能です。(詳細はhttp_configファイルを参照)

ゲーム中の表示と操作

game

各種表示と自機の挙動

  • ライフゲージ
    • 地形や敵への衝突、敵弾や敵レーザーへの接触でダメージを受け、減っていきます。無くなると撃墜され、ゲームオーバーとなります。
    • ライフはゲージが満タンの状態で300で、1分間で300回復するペースで自然回復します。また、短期間に集中的にダメージを受けると約 2 秒の無敵状態が入ります。
    • 破片への衝突は特に大きなダメージを受けるため、破片群に呑まれる状況を避ける事が生存率を上げる鍵になるでしょう。
  • エナジーゲージ
    • カタパルトを使用するために必要なエナジーの残量を示します。0から3までのレベルがあり、1以上(ゲージ色が灰以外)であればカタパルトを使用可能です。カタパルト使用後は余った分は持ち越しつつレベル0に戻ります。
    • 時間経過と敵を破壊することで適当に増加します。増加量は敵によってまちまちですが、固い敵や親子関係を持つ敵の親は大きなエナジーを持つ傾向があります。

自機の武装

  • レーザー (1ボタン | Zキー | 左クリック)
    • ボタンを押してる間、自機が向いてる方向に対して発射される直進攻撃です。
    • 見た目は線形ですが、内部的には数珠繋ぎの弾として扱われており、両側の弾が消えると中央も消えるようになっています。そのため、回転させながら撃つと若干殲滅力が弱まります。
    • 対象が破片の場合、1回だけ貫通します。
laser
  • レイ (2ボタン | Xキー | 右クリック)
    • ボタン押しっぱなしで周囲の敵のロックオンし、離すと一斉発射される追尾攻撃です。
    • ロックオンは「まだロックオンされていない自機に最も近い敵」を対象に自動的に行われます。1秒間に60回、最大50体まで同時にロックオンできます。
    • ロックオンしている対象が破壊された場合、未発射の場合はロックオン自体がキャンセルされます。発射済みの場合、その時点でレイに最も近い敵を再度ロックオンして追尾を再開します。
    • 理論上の秒間攻撃力はレーザーと同じ60です (レイ1発=レーザーの数珠1発)。ただしレイは発射の瞬間はロックオンできないため、若干劣ります。
    • 対象が破片の場合、1回だけ貫通します。
laser
  • カタパルト (4ボタン | Cキー | 中クリック)
    • ゲージを消費し、自機前方の一定範囲にいる対象を瞬時に加速させ、吹き飛ばす特殊な攻撃です。(使用可能な状況になると有効な領域が表示されます)
    • 自機から離れた位置ほど強い効果があります。(なので、レベル3の先端部分に当てた時が最も勢いよく吹き飛びます)
    • この攻撃それ自体にダメージを与える能力はありませんが、破片をはじめとする一部のオブジェクトは一定速度以上で他のオブジェクトに衝突すると大きなダメージを与える性質を持つため、有効に使えば強力なダメージソースになり得ます。
laser
  • ディレクション (3ボタン+十字キー、または5/7ボタン(PSパッドだとR1/L1) | V+方向キー、またはA/Sキー | マウス移動)
    • 自機の攻撃方向を変更します。

敵の挙動

  • 破壊可能な「敵」、破壊不可能な「地形」に大別されます。
  • 基本的に撃ったら壊れたり光ったり等リアクションがあるのは敵、無反応なのは地形です。ただし、発光している無反応オブジェクトは何らかの要因で一時的に無敵化している敵で、関連性のある敵を壊す等で破壊できる可能性があります。
  • 敵にも地形にもカタパルトで吹き飛ばせる対象と吹き飛ばせない対象があります。見た目で判別することはできませんが、小さいオブジェクトは吹き飛ばせる傾向があります。
  • 各オブジェクトは大体見た目そのままの当たり判定を持っていますが、ハッチ系の敵(フタが開いてザコを射出してくる系の敵)は例外的で、フタが開いても中には入れません。また、自機と破片の衝突判定は見た目に反して球状です。

その他

  • Escキーもしくはパッドのメニューボタンでpauseメニューを呼び出せます。
  • PrintScreenキーでスクリーンショットを撮影できます。

web site

要望、苦情、バグ報告、技術的話題等ありましたら以下のリンク先の掲示板かblogのコメント欄等へ。

謝辞

以下のライブラリを使用しています。

ザ・マッチメイカァズ様の音素材を使用しています。
http://osabisi.sakura.ne.jp/m2/

history

  • 1.09 (2009/01/21)
    • 同期のズレを検出した場合、自動的にステートデータを再取得して復帰させるようにした。
    • 日本語の名前やチャットメッセージが文字数オーバーしていると表示がおかしくなることがあるのを修正。
    • 分離サーバのゲームのリプレイが最初に入ったプレイヤーが離脱するまでしか再生されないのを修正。
  • 1.08 (2009/01/20)
    • 分離サーバーモードを実装。また、マニュアルにチャットコマンドについて追記。説明
    • 途中参加者が来たとき稀に同期がズレるのを修正。
    • team fortressのrespawnタイムを人数に応じて増えるようにした。
    • モード別の詳細なルールの説明を追記。
  • 1.07 (2009/01/14)
    • ゲーム進行中に難度を変更すると稀に同期がズレるのを修正。
    • ブロックを直接吹き飛ばしてぶつけた時のダメージを大幅に強くした。(50→150)
    • カタパルトで吹き飛ばした直後の破片は当たり判定が小さくなるのを緩和。(標準時半径6で、これまで加速直後0にしていたのを2にした。対戦の時カタパルトで相手を破片に巻き込みやすくなった)
    • 対戦のときレーザーで相手に与えるダメージを弱くした。(0.33→0.25)
    • 解像度の選択肢を増やした。
  • 1.06 (2009/01/10)
    • extra設定のboostを変更すると止まったり変更が反映されなかったりすることがあったのを修正。
    • サーバーモードのときゲーム終了時(タイトル画面に戻るとき)に止まることがあったのを修正。
  • 1.05 (2009/01/09)
    • 途中参加直後はrespawn待ちが発生するように変更。(これまで一度抜けて入りなおすことでrespawn待ちを回避できたため)
    • HTTP経由でサーバーの設定を変更する機能を追加。ブラウザ経由で設定を変更可能に。(http://127.0.0.1:10040/ 等、ゲーム用のポートにブラウザでアクセス)
    • 上記変更に伴い、http_config でHTTP経由での設定変更を許可するユーザーの指定ができるようにした。(詳しい解説は http_config を参照)
    • ゲーム進行中でも難度の変更ができるように改良。(今のところネットプレイ時に上記のブラウザ経由でしか動的変更は不可能)
    • また、カタパルトゲージ回復速度、破片の量、敵の堅さに0.0~3.0の任意の倍率をかけられるようにした。
    • サーバーの設定で、ポーズの許可不許可と最大同時プレイ人数(2~16)を変更可能にした。
    • チャットコマンド(/leave と打つとゲームを抜けられる等)をつけた。
    • exception_conflict_config.exe に必要な.Net Frameworkのバージョンは2.0ではなく2.0 SP1だったらしいので、ダウンロード先などを修正。
  • 1.04 (2009/01/05)
    • 参加要求時にpingが100以上なら弾くようにした。
    • 日本語名だとサーバーリストに反映されないことがあったのを修正。
  • 1.03 (2009/01/04)
    • 何故か今まで未実装だったフレームスキップを実装、デフォルトで有効に。
    • 自機の色をカスタムできるようにした。
    • レイの貫通力を弱めた。
    • deathmatch等でkillと判定する条件を甘くした。
  • 1.02 (2009/01/02)
    • 途中参加者が参加完了前("connecting please wait"表示中)に接続を切ると"incoming new player. please wait..."の表示が出たまま永久停止してしまうのを修正。
    • チャット打ってるときも攻撃キーで決定してしまうのを修正。
    • team fortressのライフ変更が実は反映されてなかったのを修正。
  • 1.01 (2009/01/01)
    • deathmatchで途中で抜けたプレイヤーがいると決着時にクラッシュするのを修正。
    • ゲームスタート時のフェードアウト中に参加者が来ると止まるのを修正。
    • 最大人数を8にしてみた。
  • 1.00 (2008/12/29)
    • コミケリリース版。